挑戦の数だけキャリアがある

「挑戦をもって、挑戦を支える」という信念を持つ大同生命は、
お客さまの挑戦だけでなく、社員一人ひとりの挑戦も大切にしている会社です。
ここでは、それぞれの「想い」を胸に「挑戦」を重ねてきた6人の社員のキャリアを紹介します。

CASE01

営業志望で入社。様々な経験から俯瞰的に事業を見つめ成長してきたキャリア。

千葉西支社
2000年入社 法学部 公共システム学科

貴堂 誠一朗

SEIICHIRO KIDO

  • 1年目~

    管理業務~推進課長

    「事務センター」で幅広く“事業”を体感。そして推進課長へ。

    入社後最初に配属となったのは金沢の事務センターで、2年間営業のバックオフィス業務を経験しました。就職活動をしていた頃は、営業職として製造業界や卸小売業界で働くことを希望しており、実は金融機関は全く志望していませんでした。しかし、サークルのOBから、中小企業経営者に寄り添い、企業保障に特化した“独自のビジネスモデル”を築いている大同生命の話を聞き、「社会貢献性の高さ」に惹かれ入社を決めました。
    その後の“本社集中化”により事務センターは廃止となるのですが、上司はそのことを薄々感じていたのかもしれません。店頭や電話での顧客対応や契約保全といった本来業務以外にも、「将来の修行」と称して、実に様々な業務を経験させてくれました。“怖い上司の典型”のような方で、当時は行動・考え方が不十分でよく叱られもしました。しかし、自分自身が今でも心がけている「整理整頓」「スピード感のある対応」「きめ細やかな配慮」等、社会人としての基礎を学ぶことができました。また、大同生命の事業を様々な角度から知る機会にもなったと思っています。
    2002年に業務部へ異動、その後2006年に新潟TKC営業部(現、新潟TKC企業保険支社)に配属となり、念願の営業としてのキャリアをスタートさせました。
    営業(代理店担当)として、まずは新潟の中越エリアにある税理士事務所を約20店担当しました。努力したことが目に見えて成果となる仕事であったため、毎日が楽しかったことを記憶しています。税理士をはじめとする代理店の方々にも、“代理店の一員”のように接していただき、私自身もそのような気持ちで業務に精励しました。
    2008年には推進課長に昇進、スタッフの育成の楽しさと難しさに初めて直面しました。推進課長1年目は、自分なりの試行錯誤が続き、感情的になることもあったので、当時の部下に対しては申し訳ない気持ちでいっぱいです。スタッフの成長スピードを見定めながら適時適格に指導することの大切さを経験することができました。

  • 11年目~

    係長~
    営業課長~課長

    人事総務部係長として異動。そして、首都圏で念願の営業課長に。

    「いつかは首都圏で仕事をしてみたい」とは思っていましたが、2010年にそれが叶いました。ただ、人事総務部への異動というのは予想外のことで戸惑いもありました。人事異動や人事評価に係る業務を担当しましたが、実は配属当初はやりがいを見出すことができずにいました。しかし、事業の推進に欠かせない「人」に関わる仕事を経験できたことや、様々な部署の担当者とコミュニケーションが取れたことは、結果的に自分にとってプラスの経験になったと感じています。また当時は、東日本大震災に伴う対応に加え、人事制度改訂も重なり、非常に忙しい毎日を過ごしていたことを覚えています。公私ともに様々なアドバイスをしてくださった上司には、感謝の気持ちでいっぱいです。
    営業(福利厚生プランナー担当)に挑戦したいと思っていた私に辞令が届いたのは、2014年でした。東東京支社に営業課長として配属されることになりました。入社当時から思い描いていた営業課長としての異動は、感無量であったことを覚えています。葛飾エリアを担当し、20名の福利厚生プランナーとともに、中小企業の経営者の福利厚生制度の推進を行いました。その他にも、福利厚生プランナーの採用や育成等も担い、幅広い業務を経験することができました。入社当時の上司に「機関経営」という言葉を教えてもらいましたが、まさに“小さな会社の経営者”になったようで、貴重な経験をすることができたと思います。営業目標達成のための打ち手はたくさんあり、知恵を絞り全員で苦楽をともにし、成果を残す仕事はとてもやりがいがありました。
    業務を通して老舗企業や大企業の経営者の方ともお会いし、親交を深めることができたことは大きな人生経験にもなりました。
    2016年には、業務部部付課長として再び本社へ。その後2018年には業務部課長へ昇進。営業(福利厚生プランナー担当)に係る戦略の企画立案および実行を担当しました。

  • 21年目~

    支社長

    支社長に昇進。変わりゆく時代に負けない組織づくりを推進。

    営業課長時代、自身が採用・育成した福利厚生プランナーが離職してしまったときは、自分の指導育成が正しかったのか悩むことも多くありました。人財育成に決定打はありませんが、使命感や働く意味・意義を繰り返し伝えていくことは、とても大切なことであると思うようになり、支社長としてさらにステップアップしたいと考えるようになったのもこの頃です。新潟時代の上司の「感動という言葉はあるが、理動という言葉は存在しない」という言葉は、未だに胸に残っています。
    目標を達成できたのは2020年。千葉西支社に支社長として着任することになりました。船橋と柏に拠点を置くこの支社は、東京近隣の職住一体となった、将来的に企業も人も増加する可能性のある魅力的なマーケットを担当しています。
    着任とほぼ同時にコロナ禍による新しい生活様式が求められるようになり、これまでの営業活動が行えないばかりか、支社のメンバーとのコミュニケーションもままならない状態となってしまいました。しかし、変わりゆく時代に負けないよう、営業課長たちとの“スクラム”を強化することで、現在では、工夫をしながら堅調な成果を残すことができています。
    私は、他の社員と比較すると将来的なキャリアパス・キャリアステップを明確に描いてきたわけではないと思います。ただ、将来のキャリアを考えるうえでは、「目の前の仕事を工夫しながら一所懸命取り組むこと」「どんな仕事でもできるまでやり抜くこと」が何より大切だと思っています。人事総務部を経験したからというわけではありませんが、大同生命の「自己申告制度」は一人ひとりの社員の状況が上司を通して正確に把握されており、そういった面でも期待をもって職務に邁進することができる環境だと思っています。これからも「目の前の仕事に一所懸命に」「できるまでやり抜く」を大切に、会社に、お客さまに貢献していける人財として成長していきたいと思います。

CASE02

「挑戦心」「前向きな姿勢」を忘れず、どの部署でも足跡を残してきたキャリア。

営業企画部 ウェルスビジネス推進課
2001年入社 経済学部 経営学科卒

木村 健彦

TAKEHIKO KIMURA

  • 1年目~

    システムエンジニア~営業(代理店)

    SEと営業、まったく異なる業務を経験し、再びシステム開発へ。

    入社後は、システム部(現、T&D情報システム(株))に配属され、SEとしてキャリアをスタートさせました。「D-Web」という代理店システムの導入期とも重なり、日々担当部門や関連会社の方々と“七転八起”で取り組んでいました。SEの仕事は、一言で表すと「迷路づくり」だと思います。「スタート」から「ゴール」までをいかに効率的、かつ迅速につなげるかを考えていきます。設計の仕方によって、「ゴール」まで辿り着かないケースや長時間を要するケースもありますが、うまく攻略できた時の達成感や喜びは格別です。また、仕事をするうえで「受け身」ではなく、使う人にとってよりよいものを提案できる「提案型SE」であることを心がけていました。
    次第に、よりよいシステムを開発するためには“営業経験が必要だ”という想いが募り、2005年「フリーインターン(自ら手を挙げて希望する業務に挑戦する制度)」を活用し、営業(代理店担当)に挑戦しました。「開拓こそが営業」という当時の上司の教えを胸に「活動量」と「次回のアポ取り」を常に意識して行動していました。自分が異動した後に、担当していた代理店が多くの実績を残すことができたとき、「君の活動の成果だ」と言っていただけたことは非常に印象に残っています。
    2007年、お客さまサービス部(現、契約サービス部)に異動、再びシステム開発の仕事に復帰し、お客さまからお支払いいただく保険料等の「履歴管理システム」の構築に取り組みました。難しい案件で、着任早々100ページ近い資料を渡され泣きそうになりましたが、このときの上司の教え「他部署に異動した時に、『自分はここでこういう成果をあげた』と言えるように仕事に取り組もう」という言葉への共感もあり、現在の自分の礎となる経験を積むことができたと感じています。

  • 10年目~

    係長~部付課長

    係長に昇進。入社間もない頃に望んでいた部署への異動。
    そして部付課長昇進。

    引き続き新システムの構築に取り組み、2010年に係長に昇進しました。このシステムの構築は、長期間でのプロジェクトとなり、「一歩進んで二歩下がる」を体現するような日々でしたが、メンバーにも恵まれ、価値あるシステムを作りあげることができたと感じています。
    初めて管理職となり、チームワーク向上や仕事の息抜きを兼ねて、メンバーとカラオケやボーリングを楽しんだこともいい思い出です。
    2012年には、商品部に異動。初めての東京本社勤務となり、期待に胸を膨らませていました。商品部では、お客さまのリスク額を算定する「標準保障額提案書」や提案プランニング時に使用する「設計書(契約概要)」に係るシステムの開発・保全を担当していました。着任1年目には、チーム全員で厄除けに行くほどの大トラブルも経験しましたが、新しいことにチャレンジする機会が多くあったと思っています。「お客さまのために何ができるか」を考え、社外セミナーにも積極的に参加していました。最新のIT情報や他業界の動向等を収集し、当社としてできることを企画・提案する中で、「企画すること」のおもしろさを体感できたと感じています。
    2016年には部付課長に昇進、より大きな責任を担う立場になりました。

  • 18年目~

    課長

    保険金部へ異動。そして、現在は営業企画部に。

    2018年、課長への昇進とともに保険金部に異動となりました。保険金部は、不慮の事態に直面したお客さまに保険金や給付金をお支払いする役割を担っています。17年間の社歴の中で経験したことのない”全く新しい領域“の業務でしたが、環境自体も挑戦であり、やりがいでした。また、新たな職場での自分自身の「使命」は、先入観や既成概念にとらわれない「変革」であると感じており、充実かつ成長を感じたあっという間の期間でした。商品部時代に意識していた「お客さまのために何ができるか」ということに加え、「他社と差別化できる『とび抜けた』サービスの実現」についても追求するようになりました。着任から2年で、「請求書が当社に到着してからお支払いが完了するまでの日数」が、”業界No.1水準“に到達できたことはとても誇らしい経験です。
    2020年には、営業企画部に異動、ウェルスビジネス推進課に配属となり現在に至ります。
    ウェルスビジネス推進課では、中小企業のお客さまの“円滑な事業承継のサポート”に向けた営業推進や「富裕層」や「後継者層」に向けたサービス企画等を担当しています。既存業務(与えられた仕事)はなく、すべて自分やチームメンバーと新たに生み出していく業務です。着任1ヵ月後に、“当社初”のオンラインサロン(Facebook)による「FP1級資格合格支援コミュニティ」を創設したことは印象深い出来事の一つです。
    振り返ると、すべてのキャリアや経験が必然であったような気がします。どの経験が欠けても、現在の自分はなく、これまでのキャリアで培った知識・経験(特に失敗…)が、今の自分をつくったと言っても過言ではないと思います。特に、入社から20年間上司や・同僚、チームメンバーには本当に恵まれ、感謝しかありません。これからも、常に「挑戦心」「前向きな姿勢」を忘れず、お客さまのために「生命保険+α」を考えていきたいと思います。

CASE03

資産運用のスペシャリストへ。
日々の仕事に懸命に取り組む
ことの積み重ねで見つけ出した
自分らしいキャリア。

資金運用部
2002年入社 経済学部 経済学科卒

岩本 哲平

TEPPEI IWAMOTO

  • 1年目~

    資産運用
    バックオフィス担当

    資産運用の基礎からより高度な知識に至るまで、
    様々な知識を吸収していく過程で挑戦したい仕事が少しずつ明確に。

    入社してから6年間は、企業向け融資のバックオフィス業務に従事しました。
    1年目は顧客対応の窓口業務を経験し、2年目以降は契約の管理や決算・財務、パフォーマンス測定、システム保全等に携わりました。
    興味はあったものの知識が全くなかった「資産運用」について、業務を通じて徐々に知識を習得し、苦労しながらもやりがいや成長を感じながら仕事に取り組んでいました。
    また、金融システムの構築や運用の複雑さ・難しさ・重要さを、膨大なテストパターンの作成や実施から知ったのもこの時期のことです。
    基本的なOAスキル、資産運用に関する勉強等基礎的なことも学んでいく日々の中で、融資以外の資産、特に運用資産全体に係る業務に携わることで知識・経験・視野を広げたいと考え、運用企画部への異動を希望するようになりました。

  • 7年目~

    資産運用
    ミドルオフィス担当

    責任の大きい仕事と幅広い業務経験を通じて、
    キャリアデザインをより考え始めた時期。

    運用企画部に異動し、6年間ミドルオフィス業務を担当しました。
    異動後2~3年は、運用資産全体の収益管理、社内報告資料の作成、および資産運用に関する決算開示資料の作成を担当しました。その後、経済環境・市場動向の見通し、資産運用の基本となる方針および各運用資産の投資額等を定める運用計画の立案を担当しました。
    資産運用に関する幅広い知識を身に付けられるとともに、日々の金融市場・経済の動向や環境変化を多面的に分析し、最適な対応を模索しつづける仕事にやりがいを感じていました。特に、立案した方針や計画は会社全体の収益に直結するため、お客さまや株主等のステークホルダーへの影響が大きい業務でしたが、その重責も自身の成長ややりがいに繋がったと考えています。
    運用企画部での経験を通じて、資産運用のおもしろさややりがいをより強く感じるようになり、「資産運用のスペシャリスト」としてのキャリアをイメージするようになりました。そして次は投資実務の経験を積みたいと考え、フロント部門への異動を希望しました。

  • 13年目~

    資産運用フロント業務担当
    ~ファンドマネージャー

    資産に関する総合的な知見を身に付け、
    スペシャリストの道を歩み始めた。

    2011年には係長に昇進。そして2014年には希望していたフロント部門である資金運用部に異動となりました。資金運用部では、国内外の社債や融資等の信用リスクを取ってリターンを得る「クレジット資産」の投資実務を担当しました。具体的には、社債市場の情報収集・分析および市場見通しの策定、投資先の信用リスク分析・与信判断、外部運用委託会社の選定・ファンド組成等です。
    クレジット資産の投資判断は、その時に応じて膨大な情報をもとに総合的に判断をするという、奥深く毎回が新たな取り組みとなる仕事でした。また、初めて海外での経験を積んだのもこの時期です。米国の資産運用会社への「トレーニー派遣」に参加したことが、印象に残っています。1年間という短い期間でしたが、海外現地のプロフェッショナルとの協働経験は、現在でも運用実務で活用できていると考えています。

  • 21年目~

    インベストメント
    ・オフィサー

    責任者としてメンバーとともに、
    環境変化に合わせた運用を実行する日々。

    現在は、国内外の社債の運用責任者(インベストメント・オフィサー)をしています。当社のフロント部門は、迅速な投融資判断が可能となるよう、権限を持つ各資産の運用責任者のもとでフラットな組織態勢が構築されている点が特徴です。責任が重いポジションですが、お客さまからお預かりした保険料を適切に運用するため、日々、チームメンバーと試行錯誤しながら取り組んでいます。
    入社前から明確なキャリアパスを描いていたというわけではなく、資産運用に関する様々な仕事に懸命に取り組みながら、「自分に足りないもの」を見つけてそれを吸収するためにキャリアをデザインしてきたというイメージで、どの経験も無駄ではなく、今の自分の仕事や自分らしさにつながっていると思っています。投資先企業を取り巻く環境変化は当然ですが、ESG投資の拡大等、投資商品・手法も日々変化しています。このような環境の中、今後も資産運用の最前線で継続的に活動していけるよう、日々の自己研鑽も大切にしていきたいと考えています。

CASE04

幅広い業務の経験を通じて、時代にマッチした事業戦略を創造する力を身に付けたキャリア。

共創戦略部 共創戦略課
2003年入社 商学部 商学科卒

藤田 圭一

KEIICHI FUJITA

  • 1年目~

    会計担当

    一人前のスタッフを目指して、毎日が勉強と思い定めていた日々

    入社後は、主計部に配属されました。大学時代に会計を勉強しており、経理部門への配属を希望して
    いたことから、配属発表時は嬉しかったことを覚えています。主に、決算や税務、資金繰り、システム
    保全を担当し、営業拠点のある全国の都道府県・市区町村への申告・納税対応や、会計基準の変更、法令改正に伴うシステム改修の対応も行っていました。
    その頃は、国税電子申告・納税システム「e-tax」が始まったばかりで、当社も導入に向けて検討を進める
    ことになりました。スタッフとして、初めて一人で調査・対応した案件でしたが、新しい挑戦なだけに、
    導入時の達成感は格別でした。
    当時は、早く一人前になることを目標に、いかに正確に、スピード感を持って業務を遂行できるかを意識
    し、日々勉強という姿勢を大切にしていました。

  • 5年目~

    支社会計業務改革プロジェクトメンバー

    会計事務の刷新という難易度の高いプロジェクトを通じて成長

    2007年、支社会計の本社集中化・キャッシュレス化に関するプロジェクトメンバーに任命され、営業
    統括部門やシステム部門と連携しながら、支社の会計システムの全面リニューアルに取り組みました。
    新しい事務フローの検討や、経費精算システムをゼロから策定しましたが、真っ白なキャンバスに自分
    のアイデアを描くような仕事ととなり、大変刺激的な経験でした。
    このようなプロジェクトへの参加は初めての経験で、新しい事務手続の検討や、上司への説明に四苦八苦
    していました。自分自身のレベルアップを図るため、ビジネススクールに通うようになったのはこの頃
    です。また、わかりやすくシンプルな事務手続を実現するため、プロジェクトメンバーと毎日のように
    ディスカッションをしたことは良い思い出です。
    優しくも厳しい上司に日々鍛えられながら、新しいことを生み出す仕事のおもしろさにも気づくことが
    でき、また同じような仕事に挑戦したいと強く感じていました。

  • 10年目~

    係長

    全社でのコスト意識醸成の取り組みで、それぞれのミッションや想いを知る

    2012年に主計部にて係長に昇進し、初めて部下を持つことになりました。係長として初めて担当したのは、全社のコスト管理業務。具体的には、予算実績管理や経営への報告資料の作成のほか、コストをより効果的に支出するための立案や、予算実績管理スキームの見直しも行いました。
    その中で、社内全部門の経費の支出状況を精査し、各部門との意見交換会を開催しました。次年度の戦略を実行するための予算を確保したい各部門と、コストを抑制したい経理部門との本気のディスカッションを目の当たりにしましたが、各部門の業務内容はもちろん、それぞれのミッションや想いを深く理解できた、貴重な機会となりました。「全社のコスト意識の醸成」は重要なミッションであり、全部門すべての担当者により効率的な経費支出に努めてもらえるよう、必死に取り組んだ日々でした。
    一方、私の経理部門での経験は10年超となり、新たなフィールドでもう一段自分を成長させるために、英語を勉強してみようと思い立ちました。

  • 11年目~

    海外トレーニー

    海外市場に、大同生命のユニークなビジネスモデルをアピール。

    2014年、社内の「海外業務トレーニー制度(現、海外企業派遣)」に応募し、経済産業省の「海外即戦力インターンシップ」のインターン生に選ばれました。ミッションは、フィリピンの生命保険市場の調査。この経験を活かして、2015年には海外事業を担当する事業推進部へ異動。アジア担当として、東南アジアでの長期調査等も経験しました。
    そして、2016年に財務省のシンクタンクである財務総合政策研究所に上席研究員として出向し、論文の執筆や、東南アジア諸国への知的支援、国際研究機関との交流等も担当しました。異なる商慣習への対応はもとより、英語でのコミュニケーションは非常に苦労しました。また、当社のユニークなビジネスモデルをどのように海外の方に理解いただくか、当社をわかりやすく魅力的に伝え、関心を持ってもらうにはどのようにするべきか、その試行錯誤の経験は、現在の仕事にも繋がっているように感じます。海外市場の調査・研究や、現地企業への出資を検討する非常にダイナミックな仕事でしたが、個人として一層のレベルアップが必要であると感じていました。

  • 16年目~

    係長~課長

    新たな時代に合わせ、技術を駆使した事業戦略を創造する。

    2018年より、共創戦略部にてFintechをはじめとした先端技術動向や、Fintechを活用した新規事業の調査・研究を担当するとともに、各部門への活用に関する提言を行っています。情報収集やベンチャーの発掘を目的に、定期的に米国のシリコンバレーや中国の深圳に出張することもあります。
    共創戦略部のミッションは、社会・お客さまの価値観の変化を踏まえ、「新たなテクノロジー」と「パートナーとの協業」を通じて、お客さまの利便性の向上を、従来以上にスピード感を持って実現することです。先端技術や既存事業にとらわれない事業アイデアを有するベンチャー企業と日々ディスカッションし、大同生命の有する膨大なリソースの融合を企画する非常にエキサイティングな仕事に携わっています。
    今後は管理職として、チームビルディングやメンバーが能力を最大限に発揮できる環境づくり等、マネジメントスキルや、周囲への発信力をさらに高めていきたいと考えています。

CASE05

たくさんの人に支えられ、
ワークもライフも大切に。
中小企業に選ばれつづける存在となるために、自分自身で切り開いたキャリア。

営業企画部 FP・相続コンサルタント
2007年入社 経済学部 経済学科卒

後藤 亜紀

AKI GOTO

  • 1年目~

    営業(代理店担当)

    代理店と信頼関係を築き代理店に合わせたアプローチ方法を考えていくことで、成長を目指した。

    入社後は、岐阜支社TKC推進課に配属となり、代理店である税理士事務所を20店ほど担当しました。保険指導(リスク対策)に必要な情報・知識に関する研修や、企業ごとの保険プランニングの打ち合わせ、代理店が保険指導をする際の同行支援が主な業務でした。
    保険指導経験の豊富な代理店も多く、入社間もない頃は代理店の方々からもたくさんのことを教えていただきました。そのような温かい環境の中で次第に代理店とも良好な信頼関係を築くことができ、代理店に“私専用デスク”を用意いただけた際は言葉では言い表せないほど嬉しく、「代理店の一員」としてますます頑張ろうという気持ちになりました。
    また、経験を重ねるうちに代理店の特徴に合わせた打ち合わせや提案方法を試行錯誤することにもやりがいを感じるようになり、自身で考えた取り組みがうまくいったときには達成感や充実感を味わうことができました。
    時には、私の至らなさからお叱りを受けることもありましたが、そういった経験を通じて「迅速丁寧な対応」「自信のないことは調べてから回答」「一人で抱え込まない」ということを心がけるようになりました。上司をはじめチームメンバーのフォローも手厚く、早く一人前になってみんなの役に立ちたいと強く思っていた時期でもありました。

  • 2年目~

    営業(代理店担当)

    2度の出産を経験。社内外の理解とサポートに感謝し、その気持ちを仕事でも返したいと思うように。

    2008年に、出産のため産休・育休を取得しました。
    妊娠がわかってからも周囲のサポートを得ながら仕事をつづけていましたが、いよいよ産休という時に挨拶に伺った代理店から「復帰を待っていますよ!」というお言葉をいただくことができ、とても嬉しかったことを覚えています。出産後、仕事と家庭の両立ができるのか不安を感じていましたが、そのことがきっかけとなり「やっぱり営業がしたい」と思い、2009年に名古屋税理士共済支社に異動し仕事に復帰しました。名古屋税理士共済支社で担当した代理店は、前任地に比べて経験が浅い代理店が多かったため、育成に向けた研修に力を入れました。代理店と一緒に提案プランを考え、代理店にとって初めての保険契約成約に立ち会う機会も度々あり、これまでとはひと味違った喜びを味わうことができました。新入職員のOJTを任されるようになったのも、この頃だったと思います。
    2011年には第2子出産のために再び産休・育休を取得、2013年に短時間勤務制度を活用して同拠点に復帰しました。
    この頃から、代理店や上司、チームメンバーに支えられて仕事をつづけて来られたという感謝の気持ちを、どうしたら返していけるだろうと考えるようになりました。

  • 14年目~

    営業(代理店担当)~
    営業のスペシャリスト

    CFP・ファイナンシャルプランナー1級を取得。
    スペシャリストへの挑戦。

    2019年にはフルタイム勤務に復帰しました。
    当時、他生保の参入や法人保険に係る税制の改正等法人保険市場を取り巻く環境は大きく変化しており、これまでの経験やスキル、知識のままではお客さまに「最高の安心」と「最大の満足」をお届けできないのではないかと感じるようになりました。そこで、お客さまから選ばれるつづける存在となるために、「高い専門知識や提案力を持つ担当者になろう」と考え、通常業務の傍らCFPとファイナンシャルプランナー1級の勉強を始めました。
    資格取得に向けた勉強を通じて新たな視点が加わったことで、代理店との打ち合わせでも様々な角度から提案ができるようになり、一歩成長したことを実感できました。仕事と子育て、勉強を並行させていくために時間の使い方には工夫が必要でしたが、社内の資格取得支援制度も活用しながら乗り越えました。2021年にはCFP・ファイナンシャルプランナー1級に合格。同年、チャレンジキャリア制度を活用し「FP・相続コンサルタント職」に応募、合格しました。

  • 16年目~

    FP・相続
    コンサルタント

    中小企業が力強く継続的な事業経営ができるように。

    2022年から営業企画部にてFP・相続コンサルタントとしてのキャリアをスタートさせました。
    FP・相続コンサルタントは、中小企業の相続や事業承継ニーズに対応するために新たに作られた専門性の高いポジションで、全員がCFPまたはファイナンシャルプランナー1級を保有し特別な研修プログラムを受講しています。私はその研修の一環として、提携先の銀行に3カ月ほどの出向を経験しました。現在は、全国で25名のFP・相続コンサルタントが在籍し、私は東海エリアを担当しています。
    相続や事業承継が関わる保険提案には、高い専門知識が必要です。私は東海エリアの各支社の相続・事業承継案件にアサインされ、FP・相続コンサルタントの視点から様々な課題を検証し、適切な解決方法を提案しています。資格を取得したことで自分に自信がついたこともありますが、スペシャリストとしてお客さまと接することができることに新たなおもしろさとやりがいを感じています。
    中小企業にとって今後も相続や事業承継は大きな課題となるでしょう。このような課題の解決をとおして、中小企業がより力強く、継続的に事業を経営していくことに貢献したいと思っています。
    キャリアを振り返れば、仕事と家庭の両立に悩んだこともありましたが、周囲のサポートや産育休制度、短時間勤務制度を活用してどちらも大切にすることができました。これからもライフもワークもより一層充実させていきたいと思います。

CASE06

自分の喜び、代理店の喜び、そして代理店担当スタッフの喜び、3者で分かち合う大きな喜びを積み重ねたキャリア

名古屋税理士共済支社 第四推進課
2008年入社 人文学部 心理学専攻

萩野 真由

MAYU HAGINO

  • 1年目~

    営業(代理店担当)

    担当する代理店とともに成長するやりがい。
    課題を乗り越えて仲間と分かち合う喜び。

    入社後は、岐阜支社税理士推進課に配属となり、代理店である税理士事務所の保険提案支援を行う“営業(代理店担当)”としてのキャリアをスタートさせました。担当代理店は約30店あり、日々保険提案に係る研修やリスク管理ファイルを活用した提案先企業の検討・打ち合わせ、そして同行提案を行っていました。多くのお客さまに保障をお届けするため、代理店となっていただく税理士事務所を増やすことも大切な仕事の一つでした。
    研修や打ち合わせを通して、代理店が主体的に保険提案に取り組める体制を構築できたときは、大きなやりがいを感じていました。また、代理店と想いを共有し、“パートナー”として認めていただけたときには、本当に胸が熱くなりました。
    大同生命は「チーム」を大切にしている会社です。支社のメンバーと同じ目標を追いかけ、全員で目標達成できた時も、一人では決して味わえない大きな喜びを得ることができました。

  • 10年目~

    担当課長~
    推進課長

    担当課長、そして推進課長に昇進。“3重”の喜びを味わえる立場に。

    2017年に名古屋税理士共済支社に異動となり、税理士担当課長に昇進。その後2019年には推進課長に昇進し、一つのチームをまとめる立場になりました。
    スタッフの頃は、お客さまに保険加入の決断をいただけたときは、「自分と代理店」と2者で喜びを味わっていました。しかし推進課長となった今では、「自分と代理店と代理店担当のスタッフ」と3者で喜びを“3重”に感じられるようになりました。
    チーム全員で目標を共有し、達成に向けて活動していくことや、自分が指導したスタッフが力をつけ、どんどん成長していく姿を見ることは、私にとってのやりがいです。時には、管理職として難しい案件に対応しなければならないこともありますが、「中小企業とそこで働く様々な方をお守りする」という私たちの使命を理解いただき、代理店やお客さまにご納得いただけた際は、自分の存在意義を感じることができます。
    私は、これまで「営業」という仕事のおかげで、様々な方と出会い、大きく成長することができたと感じています。また、「地域型」ならではの強みとして、長く代理店を担当し、深い信頼関係を築くこともできました。
    まだまだ未熟ではありますが、「女性社員のロールモデル」になることが目標です。そのためにも次は「支社長」としてさらにキャリアアップしていけるよう、努力を重ねていきたいと思っています。